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【小説】横溝正史・金田一耕助シリーズ:読んだことがない人のための最初に読むべき3作品まとめ

 

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『犬神家の一族』など、横溝正史の金田一耕助シリーズは、映画・ドラマ化され有名ですが、舞台が戦後間もなくの時代設定であったり、探偵小説のフォーマットに沿った「トリック」を中心とした構成であるため、小説を読み慣れていない人にはとっつきにくいようです。

 

本稿では、特に昭和の小説を読んだことがない方にも、取り組みやすい同シリーズの3作をレビューしています。読みやすい作品から読めば、ハマること間違いなしの作品郡なので、参照にしてみてください。

 

 

 

シリーズの順番を追えば、最初は『本陣殺人事件』なのですが、初期の作品であることに加えて、殺人のトリックが中心になっているため「読み出すと止まらない」という感じのストーリーテリングが弱い印象を受けます。

 

また、過去には渥美清や豊川悦司が金田一耕助役を演じた『八つ墓村』も有名ですが、これも当時の世界観がつかめていないと読みにくいです。

 

最初の一冊は『獄門島』を推薦

現在手に入りやすい金田一耕助シリーズは、角川より出版されている「金田一耕助ファイル」の全20冊です。

その中で『 八つ墓村(ファイル 1)』『本陣殺人事件(ファイル 2)』を後回しにするとして、まずオススメなのは、シリーズの3作目から以下の2作品です。

 

  • 獄門島(金田一耕助ファイル 3)
  • 悪魔が来たりて笛を吹く(金田一耕助ファイル 4)

 

この後に『獄門島』の時代背景や雰囲気が好きになったのなら、次の2作品がオススメ。

 

  • 犬神家の一族(金田一耕助ファイル 5)
  • 悪魔の手毬唄(金田一耕助ファイル 12)

 

また、『悪魔が来たりて笛を吹く』に出てくる昭和初期の都会的な様子に惹かれたのであれば――、

 

  • 迷路荘の惨劇(金田一耕助ファイル 8)
  • 仮面舞踏会(金田一耕助ファイル 17)

 

――この2作良いと思います。逆に『夜歩く』比較的短い作品ですが、舞台設定が安定しておらず読みにくいと思います。

 

江戸川乱歩が好きなら、妖艶な女性がでてくる『女王蜂』も

短めの作品として『幽霊男』『白と黒』は、少しエログロが入るので、江戸川乱歩が好きなら手にとっても良いかと思います。

また『女王蜂』は、当時から今に至るまで探偵小説(推理小説)では描ききれることが少ない、妖艶な女性の凄みが描写されています。

 

こうして横溝正史の世界に染まってしまったら『悪霊島(上)(下)』にどっぷりとハマってしまいましょう。この『悪霊島』は、加賀丈史の主演で映画化されましたが、『犬神家の一族』に比べると動画配信サービスなどで公開されている場所は少ないようです。

 

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という角川映画らしいナレーション・コピーが秀逸であり、セールスも良かったと思うのですが、挿入歌にビートルズの楽曲を使い、ビデオなどのソフト化の段階で揉めたのが原因かも知れません。

 

ざっくりとした紹介だけで1000文字を超えてしまったので、追って各作品のレビューをしてみたいと思います。