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今週のヤンマガ(2017年10号)▶講談社のマガジンらしくスポーツ漫画が熱い! 新連載の賭博+サッカー。ギャル+野球は準々決勝がいよいよ始まります

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2017年2月6日(月)発売の週刊ヤングマガジン・電子版のレビューです。今週号からは、賭博のために試合をコントロールするサッカー職人を描く『ピッチディーラー』がスタート。また、『セーラーエース』『ヤキュガミ』と野球漫画が、それぞれ試合直前です。

 

特にスポーツ漫画の場合は、試合の途中から読み始めるのは難しいため、これまでヤンマガを読んでいなかった人も、今週・来週からだと入りやすいかも。
微ネタバレなので、本誌で内容を確認したい方/コミックでまとめて読む派の方は、ここから先のスクロールをご注意ください〜 m(_ _)m

 

 

天賦の才能を持つキャラの描写なら、しげの秀一先生『セーラーエース』

しげの秀一先生のギャル+野球漫画『セーラーエース』。前の試合では、主人公が発熱により十分なパフォーマンスを発揮できませんでしたが、いよいよ次回からは準々決勝(来週号は休載なので、2017年12号から)が始まります。

 

前日のちょっとしたトラブルが原因で、ハラハラドキドキの展開。このパターンは、確か バリバリ伝説・巨摩 郡にもあったような気がしますが……、とにかく今週は「決戦前夜」で嵐の前の静けさが演出されていました。

 

また、前回、前々回ぐらいだったと思いますが、主人公・まゆのランニングシーンは、周囲の景色をしっかり描きながらも、人物にフォーカスがしっかり当たっている しげの秀一先生らしいカットでした。「頭文字D」の無骨な自動車ではなく、女子高生でも魅せることができるのはスゴイ。

 

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【今試合は、朝から十分な体調】

 

スポーツ漫画を週刊掲載で読む場合、試合の途中から読み始めても「イマイチ感情移入できない」パターンがあると思うので、これまでヤンマガを立ち読みで済ませていた人も、今週から参戦してみてはいかがでしょうか?

 

わたしの場合は、昨年の秋ぐらいから電子版を購入して読むようになったのですが、『賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編』は、試合の途中から読み始めたので、残念ながら未だに読んでいても、登場人物の葛藤がイマイチ理解できません。

 

また、甲子園を目指すという野球漫画の王道を進みながらも、単なるスポ根モノに終わっていない『ヤキュガミ』では、来週から関東第2戦がスタート。こちらも、試合の途中からだと「置いて行かれた感」があるので、今週からしっかり予習しておきましょう。

 

新しい世界観に入り込めるか? 『ピッチディーラー ー蹴球賭場師ー』

巻頭カラーでスタートしたのは、サッカー賭博の世界を選手の視線から描く『ピッチディーラー ー蹴球賭場師ー』。

 

賭けサッカーというジャンルも未開発の分野ですし、主人公・新堂龍司のポジションがキーパーというのも異色です。確かに、キーパーであれば「負け」に関する演出は自由自在かも知れません。

 

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【サッカー漫画らしからぬシーンが……】

 

試合のシーンでは、画面の歪みを使って上手くサッカーのスピード感を出していましたし、キャラクターは個性の住み分け/描き分けもできていて非常に読みやすかったです。

 

今週もアクションシーンで読み応えアリ。来週はグルメ漫画が2本掲載

今週号は、『ザ・ファブル』と『SEVEN☆STAR MEN SOUL』では、見開きで魅せるアクションシーンが秀逸だったほか、『7人のシェイクスピア』では、いよいよ誰もが知っているアノ名作のタイトルが、最後に登場しました。

 

わたしは雑誌が捨てられないタイプなので、近年では保管スペースを取らない電子版派なのですが、見開きが途切れなくキレイに鑑賞できるというのも電子版のメリットだと改めて感じました。

 

また、来週号は『1日外出録ハンチョウ』と、巻頭カラーで『侠飯』が登場。今回は意外なキャラが再登場してきたので、次回は改めて食の達人柳刃さんの腕前が見られるでしょう。コミックスも第1巻の発売がスタートしています。

 

侠飯(1) (ヤンマガKCスペシャル)

侠飯(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

 

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