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ホットクロックニュース

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今週のヤンマガ(2017年7号)▶グルメ漫画が二日酔いに効くレシピを公開。ナチス政権下を舞台にした読み切り掲載など、今週も盛りだくさんでした

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2017年1月16日(月)発売の週刊ヤングマガジン・電子版のレビューです。今週号では任侠と就活生のためのグルメ漫画『侠飯(おとこめし)』が、二日酔いのためのレシピを公開。そして、読み切り大作『NeuN(ノイン)』が掲載。今週号も要チェックや! です。

 

微ネタバレなので、本誌で内容を確認したい方/コミックでまとめて読む派の方は、ここから先のスクロールを注意してください m(_ _)m

 

 

乾いたドイツの寒村の空気が伝わってくるような読み切り『NeuN(ノイン)』

1940年、南ドイツが舞台になる『NeuN』は、70ページの読み切り大作。ドイツの寒村で起きた事件を、時には風景をワイドに俯瞰で捉え、またナチスの一員の無機質な表情をアップで描くなど、欧州の映画を観ているような感覚の作品でした。

 

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ストーリーは「あの独裁者の出生には、実は○○という秘密が……」というパターンで、過去には『アドルフに告ぐ』や、ゴルゴ13では、「百人の毛沢東」といった話で扱われてきた内容に親しい作品です。

 

ゴルゴ13 143 百人の毛沢東 (SPコミックス)

ゴルゴ13 143 百人の毛沢東 (SPコミックス)

 

 

ただし、高橋ツトム先生の作風は、漫画が持つ「止め絵でありながら動きを感じさせる」という特徴を存分に出し、写実的でありながら漫画らしい強調やディフォルメが活きています。

 

人間だけでなく、銃や自動車の描き方もカッコイイので、海外のアクション小説が似合いそうです。たとえば、「深夜プラス1」みたいな作品を原作にして、この方の漫画で読んでみたい。

 

深夜プラス1〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

深夜プラス1〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

 

【わたしは菊池光氏の訳で、あの緊張感を体験しましたが、最近ハヤカワから新訳が出ているようです】

 

 

任侠人が「二日酔い対策」を解説。『侠飯(おとこめし)』

Fランク大学の就活生の元にヤクザが迷い込んできて、勝手に旨い料理を自炊する。という、これまでにないグルメ漫画『侠飯』。今週号では、二日酔いで苦しんでいる大学生のために、カレーをベースにした一皿を仕上げています。

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ここ十年ぐらいのトレンドでしょうか? ヤングマガジンに限らず、特に青年誌以上の漫画雑誌では、グルメ漫画が「あの手この手」で制作されています。

 

どの作品もウンチクが重要で、『めしばな刑事タチバナ』『美味しんぼ』の情報量や、『クッキングパパ』の充実したレシピなどは、いつ読んでも読み応えがあります。これらは、コミックスを最初から読んでいない、途中参加組でも楽しめるのが特徴的です。

 

また、人間の生き様と食を結びつけた作品としては、土山しげる先生の『極道めし』や、『孤独のグルメ』が、近年の名作。どちらも映像化されましが、実写で料理を描けるというアドバンテージがあるに関わらず、漫画のクオリティは出せなかったな、という感想を持ちました。

 

ほかに『深夜食堂』は、役者さんの芝居とシナリオでの演出も良く、原作の良い部分を活かしたドラマになっています。

 

(2017年2月3日追記)

ウコンの成分クルクミンには、「実は薬効がない」という論文が発表されて話題になっていますが、漫画としてはかえって話題性のあるタイミングでした。

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jmedchem.6b00975

 

 

次週は2作品が最終回

今週号では、巻頭読み切りの『NeuN』だけでなく、『ザ・ファブル』でもクールな映画的な演出がありました。わたしは電子版派なのですが、こういうシーンを見ると、たまには紙版の雑誌も手にとってみたくなります。

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週刊マンガは、コンビニの立ち読みで済ます。という人もいるようですが、わたしにとっては「もったいない」の一言しかありません。

 

次号の週刊ヤングマガジンは、しげの秀一先生の JK野球漫画『セーラーエース』が巻頭カラー。『クダンノゴトシ』と『僕たちがやりました』が最終回を迎えます。

 

先週のヤングマガジン読みどころはこちら↓

 

hotclock.hateblo.jp