第三のビール問題：サッポロビールが国税局に返還要求

各紙によると、サッポロビール株式会社が国税局に、商品「極ZERO」の売上で支払った分の税金を返還するように求めているとの報道がありました。

同商品は2013年に発売され、「発泡酒」に続く「第三のビール」という申請を行なっていましたが、後に国税局より「第三のビールに該当しない」と指摘され「発泡酒」としての税金を収めていました。
再度、サッポロビール内で検証したところ、製造過程から「第三のビール」であることを改めて実証し、今回の返還申請となりました。

■麦芽を使わなければOK？

第三のビールとは、原材料が麦芽以外であること。あるいはこれまで「発泡酒」として製造されてきた製品に別のアルコールを混ぜることが条件とされています。

非常に端的に言えば、旨くない（麦芽を使わない）ビールなら税金を安くしてあげるから、薄利多売で儲けてね。という方向性なのですが、日本ではビールに関する税率が欧米と比較して突出して高い状態になっています。

Beer Excise Tax Rates by State, 2014 - Brookston Beer Bulletin